モノクロームメビウス 刻ノ代贖 レビュー

これは、オシュトルが若かりしときの物語。『うたわれるもの』シリーズの最新作です。時系列的には偽りの仮面より少し前の物語です。公式サイトにも記載されていますが、『RPGを面白くするのは物語だ。』のとおりシナリオに力が入ったゲームとなっています。

そもそも今までの『うたわれるもの』はキャラクターを駒のように動かして敵と戦うストラテジーゲームでした。このストラテジーゲームが結構奥深くて、キャラの配置する位置やタイミングで強技を出したりコンボを繋げたりするのが楽しかったのに、RPGで大丈夫か?と結構不安でした。

実際プレイしてみると、ターン制のコマンドバトルです。通常攻撃に加えて理力(他のゲームでいうMP)を消費して特殊攻撃ができる、THE王道という感じのRPGです。マップもオープンワールドで『うたわれるもの』の世界を自由に冒険できるのもファンとしては感動ものでした。

戦闘について

かれねは、レベル上げが苦手なのでRPGは余り好きではないのですが、今作はフィールドアクションという手法を取り入れています。自分よりレベルが低い雑魚敵は簡単に倒すことができて、経験値もドロップ品も両方とも簡単に集めることができるので、レベル上げは苦労しなかったです。このシステム、他のRPGでも是非取り入れてほしい。

レベル上げが簡単なら強敵も楽勝かと思うかも知れませんが、全然楽勝にはいきません。使用キャラが4体(オシュトル、シューニャ、ムネチカ、ミカヅチ)いるのですが、それぞれのキャラに特性もあるし敵により弱点も異なるので、結構考えながら戦わないと勝てません。ちゃんとアイテムも使ってギリギリで勝つ強敵が多かったです。ゲームバランスも良く考えられていて、製作陣は何度もテストプレイしたんだろうなと感じました。

ストーリーについて

これは文句なく最高です。『うたわれるもの』ファンの人はもちろんプレイすべきだし、シリーズやってない人でもアニメ視聴してからプレイしてみて欲しい。シューニャというキャラが今作で出てくるのですが、オシュトル達と一緒に冒険していくことで成長していく様を見ているだけで泣けてきます。

最後にアクアプラスさん、続編を絶対に作ってください。

PS5、PS4版もあるよ!

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